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#3 H氏の所業!
さて、まずは軽い懲戒罰を与えるところから始めましょうとアドバイスをして幾日もたたないうちに、Nさんから連絡がありました。
どうやら、許し難いことがあったようです。
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岩沢:Nさん、どうしましたか?
Nさん:いやあ、今日のことなんですが、とあるプロジェクトの受注にうちの営業担当が行きまして、その担当者ということでHが同行したんです。
そしてHがこの話をぶち壊しました。
岩沢:え?本当ですか?
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Nさん:そうなんです。Hはその席上でこんな話をしたそうです。
「一般論として、プロジェクトの途中で人員が抜ける可能性はあると思いますが、私が抜けた場合の欠員補充について、御社はどのように考えていますか?」
「突然辞表を持ってくるようなことは、誰にでもありますよね?」
「仮にそうなった場合、R社から私(H)にいやがらせをするようなことはないようにしてもらいたい」
「このプロジェクトには興味がありますが、会社の契約形態に納得できていません」
当然先方としては、こんなことを言う担当者がいるんだったら、うちに頼むはずないですよね?
当然このプロジェクトを受注する話はなくなりましたよ。
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岩沢:それはひどい!
Nさん:それからHの社内メールを調査してみたところ、同僚に対するメールで、会社に対する誹謗中傷をくり返し、プロジェクトの契約が成立しないよう指示し、営業妨害を画策していました。
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例えば、
「何とか無難にポシャる方向に持っていけませんかね?」
「私だけじゃなくあなたも辞める気があるのか。経営者の3人はまさに裸の王様ですな、悪徳違法3バカトリオめ」
「悪徳違法3バカトリオの思考回路がイカレてるというだけの話です」
「あと1〜2ヶ月以内には、Nの野郎に退職届を叩きつけてやりますよ」
「ホンネ言っちゃうと、任されたくないし、関わり合いになりたくないんですけど」
「私なんかNを筆頭にした3バカトリオ相手に、正々堂々ケンカしてますから」
「まあ、どっちにしろ破談の方向に持って行くよう最大限に努力するつもりなんで、そうなれば何も問題ないですけど」
「ハナっから破談を目指した不毛な面談でしたので、別に大した意義はないのですが」
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こんな感じです。
非常に、腹が立ちました。
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ともかくも、プロジェクト受注の場であのような発言をすれば、破談になるのは社会通念上明白なので、意図して営業妨害を行ったとみなすのが相応ではないですか?
我々のような中小企業で、このような事が起こるのは死活問題につながります!!
これをもって、彼を懲戒解雇にすることは可能でしょうか???
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想像を超えたHさんの所業。
どう対処するべきなのか?
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